2月最後の日・・・
明日から3月というのにも拘わらず、朝から大雪です。7時頃はミゾレという感じでしたが天気予報どおり次第に雪足?が強まり、足立区綾瀬の当事務所近辺でも3-5センチ程度積もってきました。しかも横風が強いのでちょっとした吹雪です。もっとも自宅兼事務所で開業してます小職には通勤がありませんので、朝から写真撮ったりとどこか他人事のような感じです。
さて、連日マスコミで取り上げられております(芸能人の家賃滞納じゃないほうです)投資顧問の問題。詳細は検査中で真偽不明ですが、直近の大震災や金融危機による相場変動で資産が毀損したというより、以前から虚偽の報告をしていたのはほぼ間違いないでしょう。
一義的にはこの投資顧問が悪いのは言うまでもないことですが、それよりも大手でも5%近く、中小の基金では10%以上、多いところでは半分近くの年金資産をここのファンドに投じていた基金もあるとのことですが、むしろその運用責任者の方に責任があると思います。
これも詳細は不明ですが、断片的に聞いた話から推測するとこのファンドは、オプションのセル・ボラ戦略(Sell Volatility 相場の変動が小さければ収益が期待できる)を取っていたようです。そうであれば昨年の大震災やさらにその前のギリシャ危機の変動でまともな利益が残るわけがありません。その際に担当者がすべきことは事実確認と運用割合の見直しです。大切な人様の年金資産を預かってるのですから、そんなこと知らなかったや投資顧問の報告を信じていたは通用しないと個人的には思います。
と、運用側の姿勢も非難させてもらいましたものの、はっきり言ってしまえば、この筋(投資顧問とか証券とか)の人達は、ファンドの資金を集めて如何に手数料を上げようかということに心血を注ぐ人達です。頼んでもないのに積極的に営業してくる業者は要注意(本当に良い商品はプロが先に買うからです。あなたのところには来ません)。これは何も年金基金とかに限らず個人の資産運用でも同じことです。
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