待機児童問題が解決しないから育児休業を2年に延長するとか政府が検討している
との報道がありました。待機児童が1年度だけ減るかもしれないけど、現在、大企業正社員や
正規公務員の方はいいでしょうけど、少子化対策として果たしてどうなんですかね。
実施されれば出産・子育てに適齢期の女性の中途採用(正社員での)が確実に減るでしょう。
30歳で入社しました、1年経ったところで1人目が出来て、オメデトウ、育休開始、2年経つ
直前に2人目が出来ました、もう2年休業。
会社の戦力としては1年貢献しただけでその後4年近く抜けられる、しかも復職させないと
いけないからその間の採用もままならず、しかも有期雇用も色々と縛られて都合よく優秀な
人材をその休業中だけ確保するなんて至難の業。
社員10名の中小企業の社長さんでなくてもそれは大変だと、想像できるでしょ。
私はいっそのこと雇用流動化を進めるべきだと思います。現状の制度を使って会社に残って
キャリアを積むもよし、一旦子育てに専念する場合は、退職時に一時金、復職したら本人に
一時金+会社に助成金でも付ければどうか。
復職前の教育訓練なども公費(雇用保険事業)で見るか、これも企業助成すればいいのでは
ないでしょうか?
一時金については国全体の少子化対策としては、正社員で一定期間の被保険者期間があること、
などではなく、非正規、自営業、専業主婦も含め雇用保険のアカウントに関係なく支給する
くらいでいいと思います。
何で、保育園探しが殺伐とするかというと、一度正社員を辞めたら、まず元の待遇には
戻れないというのも大きいでしょう。まぁこの議論は「雇用流動化」の一言で片付く問題では
なく、就社、属人給という日本独特の慣行から議論しないといけないのですが。
長くなるので、この辺で。駄文失礼いたしました。